このページでは代償性発汗の取り組みとして
リバーサル手術を受けた方のコメントを掲載します。

代償性発汗の治療（左側）を２００７年７月２９日に行ないました。

この患者さまは２００５年７月に右側のリバーサル手術を小生が

担当しております。

右上半身の代償性発汗の改善が見られるなど経過が順調であったため、

今回左側の代償性発汗の治療を担当することになりました。

前日の7月28日の夕刻に同様の症状を有する複数の患者さんと手術をお受けになる本人に対して

手術の最終的な説明と同意書の説明を行ないました。

術後の経過について9月3日にコメントを

メールでいただきました。




全体的には、脇、背中の上半身の汗が減ってきているので、

以前より楽になりました。

一番変わったのは左脇です。

左右差が著しかったのですが、今回の手術でそれがなくなりました。

むしろ、右脇より少ないと感じています。

顔は手術前と同様に全く汗をかきません。

手のひら、腕も同じく、全く汗をかきません。

背中は、手術直後は左の肩胛骨辺りの汗はほとんど出ませんでしたが、

２週間ほどすると、汗が少し出てきました。

出るとはいっても、手術前に比べるとだいぶ少ないです。

お腹、背中下、お尻は手術前とほとんど変わらず、左右差もありません。

お腹、背中下は一番汗をかくところで、夏場はまず、

お腹、背中下は以前まで背中から汗の玉がどどっと出ていたのですが、

今のところそれはなく、じわっと出てくる感じです。

逆に少しだけですが、足のすね、足の裏は、

手術前と比較すると汗が増えたと感じます。

夏場、外に出るときに湿ってくることが感じられます。

長いズボンをはいているときに感じる程度なので、

今のところ特に意識はせずに済んでいます。

術後一ヶ月経ちますが、左脇から二の腕の内側、

左胸の上部、左脇下に痺れを感じます。


左胸の上部は、体を動かす場合にわずかな痛みを感じます。

また押すと痛みを感じ、歩いたり走ったりすると振動で痛みを感じます。